精進落とし
初七日の法要をもって精進期間が終わったとされ、精進落としが行われます。

僧侶が最上座に座り、次に世話人、それぞれの係りの人、故人の親しい友人の順に座ります。喪主や遺族は、労をねぎらう側なので末席に座ります。
精進落としは、最初に喪主または親族の代表がお礼の挨拶を述べて宴を始めます。
それぞれが料理に手をつけ始めたら、遺族は集まってくれた会葬者にお酌をして回ります。その時、一言ずつでも直接お礼を言うようにしましょう。この宴は1時間ほどを目安にして、喪主か遺族の代表が挨拶を行い、宴を閉めます。
精進落としの後に僧侶に奉書紙か半紙に「御布施」と書いた紙に包み、読経と戒名料を支払います。白い封筒に入れて渡しても構いません。この際、精進落としを辞退された場合、と呼ばれる御礼もそこに含めます。
さらに、わざわざ出向いてもらった足代という意味で、お車代も渡します。これらを御布施として僧侶に渡すのがマナーです。




