通夜の準備は段取りよく進めましょう
喪主側でやるべきことは?
現在の葬儀事情は、ほとんどが葬儀社が執り行ってくれます。
まずは、信頼できる葬儀社を選び、どのような通夜、葬儀を希望するのかを伝えましょう。造花の花作りなども希望を事前に伝えておかなければなりません。
通夜の準備で喪主側でやるべきことは、遺影の用意です。遺影に向くのは、故人の人柄が偲ばれるもの、なるべく最近撮影した正面をむいたものです。
但し、どうしても思うような写真がなければ、遺影のために加工してもらいます。
通夜の準備をしていると次々に供花、供物、花輪、弔電が届きます。供花や花輪は、親しい順に並べますが、最近では、先着順で並べることも珍しくなくなりました。
弔電の整理も結構大変です。葬儀で紹介する弔電を選びますが、なかなか選ぶのも難しいと思いますが、その際は、いただいた弔電の肩書きとお名前を
紹介する分を増やすようにします。
慌しい中でもすべきことは、神棚封じと言われる白い紙を神棚に貼ることです。また、忌中札は、玄関に貼ります。これは、自宅で通夜や葬儀をしない場合でも必要なことです。
最後に一番気になるのが現金をいくら用意するかです。突然のこととはいえ、お布施、お膳代、お車代など、案外と現金が必要になります。
現在は、ほとんどが葬儀社の葬儀一式のパック費用に含まれていることが多いのであまり心配は要りません。
但し、細かくチェックしていないと、こうした費用が含まれていないパックだったということも起きてしまいます。葬儀社に依頼する場合、一つ一つ、パック費用に含まれているかどうかを確認することが大切です。
通夜に必要な係りと役割
通夜と葬儀、告別式に必要な係りはいろいろあります。
総合的な指揮をとる人を中心に、受付係、会計係、携帯品係、式場係、接待係、道案内係、自動車係があります。
通夜・葬儀の式場に駐車場がある場合、自動車係が車で来場する人を誘導します。自動車係は、僧侶の送迎の車の手配、出棺の際の車の準備もします。
式場がわかりにくい、駅から遠いといった場合、最寄り駅からポイントになる場所に道案内係を配置します。
式場内で必要なのが受付係です。参列者から香典を受け取り、記帳してもらい、返礼品受け取りカードを渡します。ここで荷物のある人には声をかけ、
貴重品以外の携帯品を預かり、携帯品係がそれを保管します。
式場係は、参列者の式場内への案内を行います。接待係は、一番の仕事は通夜を行う僧侶へのお茶出しです。それ以外には、最低限の茶菓の接待を行います。
会計係は、遺族から預かっている現金の管理と受け取った香典を受付係より引き継ぎ、お金の出入り全てを管理します。通夜は、皆で係りを分担し、責任を持って係りの役目を果たすことが大切です。
通夜を自宅で行う場合について
通夜を自宅で行う場合、家の中外の掃除から始めます。外の掃除も必要なのは、人が通るだけではなく、外で待っていただくこともあるからです。
次にどの部屋に祭壇を置くかを決めますが、人の出入りがしやすさから玄関に近い部屋が適当です。広さは6畳ほどあれば十分です。式場の飾りつけは、葬儀社の人が行ってくれますが、気になる点があればすぐに申し出ることが大切です。
それ以外に必要な部屋は、会食をする部屋、控え室も必要です。会食といっても、ほとんどの人は長居をすることはないのですが、通夜ぶるまいで少しでも飲食をしてもらえるように部屋を準備します。
控え室も僧侶が着替えたり、待機するためにも必要です。
また、親族が遠方から来ることもあるので、親族用の部屋も必要です。
自宅で通夜を行う場合、近隣の人にも迷惑がかかることを考え、予め挨拶をしておくことも大切です。特に集合住宅の場合、、事前に管理会社などに話をしておく必要があります。
故人を気持ちよく送り出すためにも、配慮ある自宅での通夜を行えるように準備しましょう。
供花の注文で気をつけること
故人を偲び、何か祭壇に供えたいと思う場合、供花が一般的です。供花は葬儀社でも注文できますが、一般の花屋で注文する方が安く、見栄えも良い豪華な供花を贈ることができます。
但し、注意したいことは、喪家の希望や思いもがあることを忘れてはいけません。
他にも供花を申し出ている人がいるかもしれませんし、その人たちと同じような供花を希望することもあるからです。
生花は出棺時に入れられますが、これも造花か生花かも喪家の考え方に従います。喪家や喪主の意向を第一に考えて供華の注文をすることです。
通夜のしきたりとスムーズな進行
通夜というのは、葬儀前夜に夜通し故人の成仏を願うしきたりです。このしきたりでは、喪主と遺族がお線香を一晩中絶やさずにそばにいます。
近年の通夜は、半通夜と呼ばれる夜間の数時間だけ行うものが一般的になり、古くからのしきたりも少しずつ変化しています。そのため、僧侶を呼んで夜6時か7時頃から読経を読んでもらうというスタイルになっています。
服装も喪服でなくても構いません。女性なら華美ではない平服、男性なら仕事帰りのスーツで十分です。
通夜の進行は、僧侶の読経で始まり、その後、喪主からお焼香へと続きます。喪主の席次は、特に決まってはいないのですが、通常は祭壇に向かって右側です。それに続いて遺族が座ります。こうした席次などがわからなくても葬儀社の人が指示してくれますので心配は要りません。
進行も遺族が行うより、葬儀社の方で行ってくれますので、遺族の役割は、喪主と共に故人を最大限に気持ちを込めて送り出すことです。
スムーズな通夜の進行のためにも、喪主を筆頭に親族が協力し合うことが大切な役割です。
通夜の流れと通夜ぶるまい
一般的な仏式の通夜の流れは、まず準備として頂いた供物や供花の確認をします。祭壇に近い場所、目立つ場所に誰から受け取ったものを置くか、失礼のないように順番を決めます。
受付係とも事前に打ち合わせが必要です。さらに席順や進行についても確認しておきましょう。僧侶が到着されたらお布施を持参し、挨拶に伺います。会葬礼状と返礼品の確認は渡し方もチェックしておく必要があります。
実際の通夜の流れは、10分前に遺族・親族着席し、5分前くらいには参列者着席します。着席後、開式、そして僧侶が入場します。この時、数珠を持っている人は手に持ちます。その後、案内に従い焼香が始まります。閉式、僧侶退場の際、僧侶を見送り、数珠をしまいます。
これが通夜の一般的な流れです。
閉式後、通夜ぶるまいの席へ案内されるので移動します。故人と共にいただく最後の食事が通夜ぶるまいです。
少しでも料理に箸をつける、あるいはお酒に口をつけるのが礼儀です。通夜ぶるまいは、時間が許すのであれば参加し、故人を偲びましょう。
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お供えの品をカテゴリで選ぶ
お線香をあげることは故人を大切に思う気持ちを表したもの。そのため、故人とご親族の方への定番の贈りものです。また、故人が好んだお品をお選びいただくのも気持ちが伝わります。線香・ろうそく | 日本茶 | コーヒー | ジュース |
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海苔 | 洋菓子 | 和菓子 | 油・調味料 |
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麺類 | 缶詰・瓶詰め | ||
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お返しの品をカテゴリで選ぶ
お茶を飲んで、故人を偲ぶといういわれのあるお茶、後に残らない洗剤、石鹸などの消耗品や、何枚あってもこまらないタオルも定番です。日本茶 | コーヒー | ジュース | 海苔 |
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洋菓子 | 和菓子 | 油・調味料 | 麺類 |
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缶詰・瓶詰め | タオル | 石鹸・洗剤 | カタログギフト |
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