葬儀と告別式は何が違うのか
- 葬儀とは、遺族や近親者が故人の冥福と成仏を祈る儀式のことです。
- 告別式は、知人や友人が故人とお別れをする儀式です。
告別式は葬儀後に行いましたが、現在は告別式も同時に行うケースもあります。
葬儀・告別式の準備
- 葬儀社・世話役などと打合せ式進行の確認(全体の時間配分など)、 司会、受付・会計係など
- 弔辞の依頼:弔辞の依頼は故人と親しい人にする。1人ではなく2、3人の人にお願いすることもある。
- 弔電の設定:読み上げる者と順番を決めておく
- 精進落とし料理予約は葬儀社へ依頼
- 心づけ用意:袋の数を多めにに用意しておくほうが良い。(心づけはお世話になる人へのお礼)
- 席順・焼香順の確認:席順・焼香順確認は喪主から行う
- 火葬場までのバス同行者確認:親族と親しい人を乗せる。
- 身支度:喪服に着替える。
- 僧侶出向かえ:喪主が出向かえる。
- 開式10分前に会葬者の受付はじめる
葬儀・告別式の流れ
- 開式:司会者が葬儀式の開式を宣言する。誰の、どのような式かを簡潔に話す。
- 僧侶読経:死者の冥福を祈り、成仏するために読経を行う。
- 焼香:僧侶が最初に焼香をし、再び読経を始めたら喪主から順番に焼香をする。
- 弔辞・弔電:弔辞は、故人と親しかった人数名が行う。弔電は、式では全文または名前と肩書きのみ紹介する。
- 喪主の会葬へのお礼:参列者へのお礼を述べ、その後、故人がどのような人物だったか、また、故人の最後の様子などを話す。遺族がこれからどのように生きていくか、決意を示す。
- 故人とのお別れ:葬儀社の担当が棺のふたを開け、別れの対面をする。祭壇に飾られていた花を遺体の周りに「別れ花」として置く。
- 釘打ち:喪主、遺族、近親者、親しい人の順に1人が2回、こぶしくらいの大きさの石で棺に釘を打つ。
- 出棺:親族や故人の親しい人たちが棺は遺体の足を前にして運ぶ。喪主は位牌を持ち、その次の遺族が遺影を持つ。
- 喪主出棺の挨拶:遺族を代表し、会葬と焼香のお礼を述べる。
会葬礼状の書き方、渡し方
会葬礼状とは、喪主が本来なら会葬してもらった人に直接お礼を述べるべきですが、その代わりとして渡すものです。
通常は、お礼が書かれたはがきとお清めの塩がセットになっています。喪主から見た故人について会葬していただいたことへのお礼と挨拶を書きます。現在はほとんどが印刷されたものを使用します。
会葬礼状には宛名は書きません。但し、参列はしなかったが弔電、供花、供物を頂いた人へは会葬礼状を郵送します。この場合、他のお返しと違い、葬儀が終わったら速やかに出すようにします。
最近増えている骨葬とは
骨葬とは、東北地方や北海道の一部で行われていた仏式の葬儀の一つです。
先に火葬をし、その後で葬儀、告別式を行います。一般的な仏式の葬儀とは違い、棺や出棺、霊柩車の手配もなく、火葬場へ行く必要がありません。
メリットとしては、亡くなった後の午前中に火葬し、骨葬の日程は午後であるため、遠方の人も葬儀・告別式に間に合うことです。
限定された人だけが参列するので、遺族が知らない人と会うことがありません。近年、首都圏でも増え、会食スタイルの骨葬もあります。
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